始まりは、ひとつの問いから。
「なぜ、肌が荒れるのだろう」
ある女性の、小さな疑問だった。
毎日着る服、毎日使うタオル。
当たり前すぎて、疑わなかったもの。
調べるほどに、見えてきた。
化学肥料、農薬、漂白剤、柔軟剤。
便利さの裏側で、失われていくもの。
肌が、教えてくれていた。
「本当はこうじゃない」と。
そこから、すべてが始まった。
肌に触れるものを、もう一度、考え直す。
綿が綿らしくあるために。
私たちが私たちらしくあるために。
瀬戸内の小さな工房で、
この問いへの答えを探し続けている。

Chapter 01
問いの始まり
敏感肌に悩む一人の女性が、素材を見直し始めた。
「肌に優しい」と謳う商品は多い。
でも本当の優しさとは何だろう。
化学処理を減らす。農薬を使わない。
当たり前のことを、当たり前に。
そんな服やタオルを探したけれど、
なかなか見つからなかった。
ならば、作ろう。
自分が欲しいものを。

Chapter 02
オーガニックとの出会い
オーガニックコットン。
この言葉に出会ったとき、すべてが繋がった。
土が健康であること。
綿が自然に育つこと。
それが、肌の健康にも繋がる。
でも、それだけでは終わらない。
栽培する人の健康。
地球の健康。
一枚の服から、世界が変わる。
大げさに聞こえるかもしれない。
でも、本当にそう信じている。
選ぶことは、未来を作ること。

Chapter 03
今治という選択
良い素材を見つけた。
次は、どう織るか。
今治に、答えがあった。
百年以上続く、タオル産地。
水の質、職人の技術、厳格な品質基準。
すべてが、私たちの求めるものだった。
初めて工房を訪れた日。
機械の音、綿の匂い、職人の手つき。
「良いものを作りたい」
その想いが、同じだった。
今治で織られたタオルを初めて使った朝。
ああ、これだ、と思った。
探していた答えが、ここにある。

Philosophy
綿が、綿であるために。
綿は、本来、白くない。
少しベージュがかった、自然な色をしている。
真っ白なタオルを作るには、
漂白が必要になる。
柔らかく仕上げるには、
化学処理が加わる。
でも、私たちは問う。
それは本当に必要だろうか、と。
オーガニックコットンの自然な色。
化学処理を最小限に抑えた、素朴な手触り。
最初は「地味」に見えるかもしれない。
でも、使い続けるとわかる。
これが、綿本来の姿。
これが、肌が求めていた優しさ。
綿が綿らしくあること。
それが、私たちが守りたいこと。


Imabari
今治で、織られる理由。
今治のタオル職人、田中さん(仮名)。
五十年以上、タオルを織り続けている。
「良いタオルはね、音でわかる」
工房に響く、機械の音。
その微妙な変化で、仕上がりを予測する。
長年の経験だけが教えてくれる、音。
「今治の水は、柔らかいんです」
タオルの仕上げに使う水。
硬度の低い軟水が、繊維を優しく洗う。
この水があるから、今治なのだと。
私たちは、こういう人たちと作っている。
効率や生産性だけを追わない人たち。
一枚のタオルに、何十年もの技術が宿る。
それを知ってから、
タオルの見え方が変わった。
ただの日用品ではない。
誰かの人生が、織り込まれている。

Relationship
育てる、という関係。
リネンのワンピースは、最初、少し硬い。
でも、洗うたびに柔らかくなる。
あなたの体に、馴染んでいく。
今治のタオルは、使うほどにふっくらする。
繊維が空気を含み、育っていく。
これは、欠点ではない。
天然素材の、魅力。
一緒に時間を過ごす。
一緒に変化していく。
買った瞬間が、ピークじゃない。
使い続けることで、関係が深まる。
服やタオルと、友達になる。
少し変な言い方かもしれない。
でも、そういう感覚。
あなたが手入れをすれば、
それに応えるように、良くなっていく。
これが、天然素材との付き合い方。
これが、私たちが伝えたいこと。
Products
これが、私たちの答え。
Voices
届いた先で、生きている。
私たちの手を離れた後、
それぞれの暮らしの中で。
このワンピースを着ると、背筋が伸びる気がします。良いものを身につけている、という自覚でしょうか。素材の話を読んでから、服への向き合い方が変わりました。
都内在住・編集者
朝、このタオルで顔を拭く時間が好きです。吸水性がすごくて、肌を擦らなくていい。今治で作られていると知って、使うたびに職人さんのことを思い出します。
福岡在住・看護師
母にプレゼントしました。「こんな良いタオル、初めて」と喜んでくれて。ブランドストーリーも一緒に伝えたら、使うのが楽しくなったと言っていました。
京都在住・会社員















